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METADOLL 〜 一人遊び 第二部 その2

  • 2009/06/16(火)

唐突に覚醒する。
「METADOLL Type-SEXROID MBSX-6862 KIYO 動作チェック、正常。起動完了……」
勝手に口が動く。未だに慣れないな、この感覚は。
……目覚めのまどろみ。まだ眠っていたい。しかしもう起きなければ。重い体を無理やり引き起こす。……
こういう体験をしなくなってからどれくらい経つのだろう。懐かしい。
もちろん記憶データとしては残っている。起動時に自動再生してみたこともあった。
結構うまくできたのだが、OSになっているため今のDOLLと生身の体との違いを認識せざるを得ない。
完全に再現することはできず違和感がぬぐいきれなかった。
自分がそう設定した記憶も残っている。記憶も変えることは可能なのだがそれだけはしないと固く決めていた。
結果、やたらむなしさだけを感じるだけで終わってしまった。
もう俺は人間ではない……


いかんいかん。
ポジティブシンキングだ。今の状況をめいいっぱい楽しんでやるのだ。
幸い、メタドール社からもらった補償金もたっぷりあるので当分働く必要もない。
今の俺はセクサロイドだ。セックスを最大の目的として作られた体だ。
そっち方面の機能が一番充実している。
となると有効活用するしかないよな。
決して俺がえろいわけじゃない。エロが好きなわけでは決してないぞ。
そう己に言い聞かせながら自分自身の設定ソフトを眺める俺の口元は無意識にゆるみ、眼はいやらしくぎらつく。

さあ、今日はどうするかな。

人格プリセット。これを試してみるか。
要するにテーマに沿った細かい設定の寄せ集めだ。しかし流石セクサロイド、抜かりはない。
各年齢別設定は当然、お嬢様、学生、社会人、人妻、などといった無難なものから
メイド、妹、姉、委員長、ドジッ娘、つんでれ、猫娘、女王様、マゾ奴隷、チャイナをはじめとする異国風。
猫、犬、武家娘、町人娘、くのいちなんてものもあったりする。
もちろん設定集なので、組み合わせや微調整も可能だ。
元の状態に戻れるよう何重にも保険もかけてあることだし、適当に楽しんでみることにする。


”お嬢様”
嫌ですわ、私ったら椅子の上で足なんか組んではしたない。
急に恥ずかしくなり、私は膝をそろえて座り直しました。
え?私?ああ、確か思考言語も設定されていたんでした。
体の動かし方も変わっているようです。
鏡で見てみましょう。
私は優雅に立ち上がると鏡の前に移動しました。
ああ・・これが本当に私なのでしょうか?一つ一つの動作に気品があふれています。
それにしてもお上品になってしまったものですわねえ。
世間一般のお嬢様、ってこういうイメージなのでしょうか?
それともメタドール社の開発者の趣味なのでしょうか?
鏡の中の私を見つめているとなんだか胸がどきどきしてきました。
「あぁ……」我知らず、熱い吐息が漏れます。いけない衝動が沸き上がってきます。
「だめですわ、こんなこと……」言葉とは裏腹に私の手は自分の体を撫でまわし始めます。
恥ずかしくて死んでしまいそうなのですが手を止められません。体が熱くてたまらないのです。
恥ずかしさと気持ちよさで気が狂いそうです……

はっと気付きました。手が止められないのはそういう設定になっているからに違いありません。
お嬢様といっても所詮セクサロイドのための設定です。
そっち方面に偏った設定になっているに違いありません。こんなお嬢様、いるわけがないではありませんか……
そう気付いた私は、勝手に体をまさぐる両手がもたらす快感に悶えながら這うようにしてパソコンの前に戻り、
プラグをうなじに差し込みました。


”人妻”
「ああん!んんんんああっ」設定を変えたはずなのに。
椅子に座り、私は未だ股間をまさぐるのを止められない。だめ。気持ちよすぎる。
こんな所、主人に見られたら。ああ・・でもそう考えちゃうともっと……?主人、って一体誰なのよう。
余裕がなかったのでパソコンの画面に開かれていたものを適当に選んだんだけど、どうやら私は人妻になってしまったみたい。
主人に対する背徳感と、そこからもたらされる圧倒的な快感に、ひたすら打ちのめされる。
体はびくんびくんと跳ね、思考は切れ切れになっていく。ああ……だめ……
「ああああ……あなたあ、ごめんなさいいいぃぃぃ」
だからあなたって誰なのよおおぉぉぉいっちゃううううんんんん

はしたなく股間と胸を力一杯まさぐりながら
私の意識は真っ白に染まっていった……



「やっと戻ったか」
絶頂を迎えたので設定が無効になったようだ。
はあ、はあ……息を整える。少し落ち着いてきた。

第二部 その3へ続く

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