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METADOLL 〜 一人遊び 第一部 その3

  • 2009/05/29(金)

「はあ、はあ……そういえば……」時計を見る。30分経過。
体は触られ続けている。
高熱を出した時のように頭がぼうっとしている。
「ま、まだ半分しか経ってないのね……んんっ、大丈夫かな、あたし……」


さて、次はどうするかなああああああんんんっ。
いきなり乳首がねじり上げられ、鋭い快感が背筋を駆け上る。体が勝手にびくびくと震える。

うう、こんな状態では、んっ、思考があああっ、ま、まとまらないんんっ。
「んくう、何か、いい方法は、いやああ、無いかなあ……そこだめえええ」

もちろん自慰プログラムを中止するつもりはさらさらない。当然。

皮膚感覚とそれに直結している浅い部分の知覚をオフにする。
途端、現実感が失われた。
床に着いている足、椅子に座っている尻と背中、キーボードに触れている手、空気に触れている肌。
それらの感覚が全てなくなると体が宙に浮いているような気になる。
ともすると自分がどういう姿勢でいるのかもわからなくなる。


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体幹、プラス性感帯と思われる太ももや耳などの刺激を受けそうなところを除く知覚を復活。
違和感はあるが大分ましになったぞ。

「はあ、はあ……これで体が勝手にのけぞるようなことはなくなったわね……」
直接刺激を感じられなくなり、幾分冷静になる。
俺は設定ソフトを調べ始めた。

……体が熱い。汗が噴き出てくる。
胸と股間のあたりを中心にどろどろとした何かがねっとりと渦巻いている。
頻繁に熱い吐息が口から漏れる。
勝手に体がいやらしくくねる。

見えない左手による刺激は続いている。
表在感覚はカットしたが性感はそのままだ。
直接的な感覚がないぶん、訳の分からない焦燥感だけが高まっていく。

面白そうな設定項目を発見。
羞恥心をアップと同時に被虐趣味もアップ。要するに露出狂、だ。

設定を有効にして、プラグを抜き鏡の前に移動。

「うああ……」
全身を紅潮させた、とんでもなく色っぽい女が映っている。
思わずごくりとつばを飲む。
鏡の中の女も同じ動作をする。あ、これって、俺?
そう思った途端に猛烈に恥ずかしさが込み上げてくる。
「あ、あたしったら、なんて、いやらしいのよ……」
自分の口から出た言葉で、更にかっと体が熱くなる。

「あ、だめ、見ないで」
もっと、見てくれ。

「恥ずかしいよ……」
でも、それがいいの。

俺は恥ずかしさに身悶えながらも、鏡の中の自分から目を離せない。
あまりの羞恥心に気が遠くなる。
そんな俺に欲情するもう一人の俺がいる。

股間と胸のどろどろとした塊はどんどん大きくなりひとつになろうとしている。
視界にちかちかとスパークが飛び始める。
「だめえ…………」
塊が全身に広がった時、俺の意識は真っ白に塗りつぶされた……




--- 第一部 了 ---

第二部 その1へ続く

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