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METADOLL 〜 一人遊び 第二部 その1

  • 2009/06/06(土)

「METADOLL Type-SEXROID MBSX-6862 KIYO 動作チェック、正常。起動完了……」
俺の口から抑揚のない台詞が出ている。


さて、今日は何をしようか。

それにしても、このMETADOLL用設定ソフトは奥が深い。本来開発用のもので一般には配布されていないそうだ。
重大なバグがある可能性も高いし、そもそもMETADOLLに対しての安全性など一切考慮されていない。このソフトを使った結果、取り返しがつかないことになっても責任は持てない。ソフトをもらう約束をした時、会社の担当者にくどいほど念を押された。
けっ、そんなこと。METADOLLの疑似人格OS、なんてものになっちまった時点で十分取り返しがつかねえんだよ。
と強がってはみるものの、今現在の自分が失われてしまうのはやはり怖く、バックアップは二重三重に入念にしておくへたれな俺。

いかんいかん。首をぶんぶんと振って気を取り直す。
ソフトを眺める。

……身体の変更。とりあえずこれでいくとするか。


骨格や基本的な筋肉と脂肪の付きかたは変えられないが、それ以外は大体OKみたいだ。

外見を変えてみる。赤みがかった髪の少し幼げな顔つきにする。
うむ、何か新鮮な感じだ。
胸を大きくしてみることにする。最大値は……トップバスト3メートル?なんだそのサイズ。
うーん。想像できない。とにかく大きいんだろう、きっと。
試してみるか。
念のため、5分後に元に戻るように予約しておいてから、胸を最大サイズに設定する。ついでに胸の感度も上げておこう。
俺の胸がみるみるうちに膨れあがる。
胸の下端がパソコンデスクに当たるのを感じる。次の瞬間には乳房がキーボードの上にのしかかっているのを感じる。
視界が肌色一色になる。胸しか見えないぞ。あ、乳首がディスプレイに当たったみたい。
そんなに強く押しつけなくても。ああんっ、感じちゃうじゃないか。いや違う、俺の胸がふくらみ続けているんだ。

上半身が後ろに押し出される。
乳房がデスクの上に収まりきらなくなり、床に落下。
落下する際、ディスプレイがキーボードがデスクが乳房と乳首を擦りあげる。
感度を上げた胸は、それだけの刺激で俺をいとも簡単に高みに押し上げていく。
「んあああああああぐがっ」
仕上げにデスクに顎を思い切りぶつける。気持ちいいんだか痛いんだかよくわからねえ。
それでも軽くいったようだ。涙目で余韻に浸る。

……動けない。でかいボールの上に体がへばりついているような状態だ。
床に手がつかない。胸しか触れない。両足を踏ん張って立ち上がろうとしてもぴくともしない。
焦ってじたばたするとそれに応じて胸から快感が返ってくるだけ。
俺は軽いパニック状態になり、意味無く暴れ続け、胸からの快感に悶え続けた。


しゅううう、てな感じで胸のサイズが元に戻った。
「あああああああ……あれ?」しばらく呆然とする。そうか、5分で戻るようにしておいたのだった。
「はあ、はあ……」呼吸を整える。

大きかった。大き過ぎた。
金持ちのわがままか技術者の暴走かは知らないが
ちょっとやり過ぎだあれは。巨乳にも程がある。まったく。
それにしても重かった。あの質量はどこから来たんだろうか。バッテリー残量を確認するとごっそり減っている。ログを確認すると、胸を大きくした時と戻る時にエネルギーを大きく消費している。
原理はわからないがあれだけのものを作り出すのだからそりゃあエネルギーも使うよな。
というかあの時、全く動けなかった。あの状態でバッテリーが切れたらどうするんだ。
危なかった。気をつけなければ。

でもまあ、結構面白かったのは確かだ。許す。


それにいいことを思いついた。
先日やった、体の一部分の認識カットと組み合わせれば面白いことになりそうだ。

俺はパソコンに向かい、慎重に設定し始めた。


……設定終了。
おかしいところはないか。何度も見直す。良し。プラグを抜いて10秒後に設定反映。

身体から両手が消えた。感覚もないし、見ることもできない。
そして胸が膨れあがる。
今度はトップバスト1メートルで膨張は止まる。Hカップくらいになるのか?これでもかなりの大きさだ。
弾力を落とし、柔らかくして伸縮性をアップしてある。
認識できなくなった両手が支えているので、垂れることなくいい感じで前方に突きでている。

さて。
メシを食うか。この義体は一応消化器官も備えている。
味覚ももちろんあり、食事を楽しむこともできる。
もっとも一般的には精液を飲んだりとかの用途にしか使われていないらしいが。ま、そんなことはどうでもいい。

あらかじめ食事を用意しておいたテーブルに座る。
パンを食べよう。両手で持ち上げて口へ運ぼうとイメージした。
両胸の支えがふっと無くなり下方に落ちかけた次の瞬間、乳首の根本がつままれる。
「んっ」そのまま両胸がパンに向かって引っ張られる。「あああんっ」
パンが両乳首で挟まれて持ち上げられ、口元へ近づいてくる。
パンが口に押しつけられ、陶然としたまま反射的に口を動かす。「んくう」
「の、飲み物も……」乳首でコップを持ち上げる。「んああああああ」
すげえ。俺、乳でメシ食ってるよ。
胸からの刺激が強すぎて味がよくわからない、という難点はあるが。

「はあ、はあ。」食事をしたというよりも食事をだしに自慰をしたという感覚だ。
体が汗臭い。義体のくせに芸が細かいことだ。
シャワーを浴びるとするか。

……この両手の代わりに胸を使うという状態では、シャワーを浴びるだけでも一苦労だ。
「はあん」電灯をつける。
「んんんんんあああっ」ドアを開けて中へ。
「あはあああっ」ドアを閉める。

難関。シャワーを出さなくてはならない。両乳首がぎりぎりと栓を締め付ける。
「い、痛いっ。んくううううううっ」
乳首が痛くてたまらないのだが、痛み刺激を快感にオーバーラップするように設定しておいたので
痛みと同時に狂おしい快感を感じる。
この時のために栓を固く締めておいたのでなかなか回らない。
あ、視界が白くなってきた……乳首、いい……
「んはあああああああああああああああああっ」
シャワーが出た瞬間、俺は全身を激しく痙攀させて絶頂を迎えた……

「……・ん?」
身体に湯が降り注いでいる。気を失っていたのか。
ふらつきながらシャワーを止める。乳首で。
「ふうんんんっ」危うくまたいきそうになる。

おざなりに体の水分を拭き取る。
「ああああああああっ」タオルを動かすたびに乳房が引き延ばされ乳首が圧迫される。
痛みとそれを上回る快感が胸から全身に広がり、がくがくと腰が砕けそうになる。。

「ふう……ふう……」
ようやく、少し落ち着いた。
あ、バッテリーほとんど残ってねえ。
仕方がない、寝るか。
クレードルに向かう。
いつもと違い、全ての操作を胸ですることになる。
「んああっ。くうっ。はあああああん」

そういえば、クレードルに入るのを認識するのは久しぶりのような気がする。最近、意識が飛んだまま自動モード移行ばかりだったからな……
もうろうとした状態でそんなことを考えていたら、ぷつっと全てが暗転した。

第二部 その2へ続く


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